ウォルターズ・クルワー・ヘルス UpToDateのモバイルサービス「UpToDate Anywhere」の国内提供を開始

2014年に国内医師が閲覧したトピック数が200万を超える質の高いUpToDateの臨床コンテンツにモバイル端末経由で、いつでもどこでもアクセス可能に

2015年1月15日-医療従事者の情報提供で世界をリードするウォルターズ・クルワー・ヘルスは本日、エビデンスに基づいた臨床意思決定支援システムである「UpToDate®」のリモートアクセスサービス「UpToDate Anywhere(アップトゥデイト・エニウェア)」の国内提供を開始することを発表しました。UpToDate Anywhereの導入で、国内の医師はUpToDateの提供する臨床情報源にモバイル端末経由でアクセスできるようになります。国内の医療機関でモバイルアクセス環境の整備が進むなか、診療支援ツールとしてUpToDateが使用される機会は今後、右肩上がりで伸びると見込まれています。

UpToDate Anywhereを国内で初めて使用するのは聖路加国際病院(東京都中央区)で、2014年11月から2015年9月末まで、同病院の医師はスマートフォンやタブレット端末からUpToDateへのアクセスが可能となります。幅広い診療科を有する東京都心部最大級の医療施設である聖路加国際病院では、患者ケアの質と有効性を高める中核リソースとしてUpToDateを活用しています。

聖路加国際病院 クリニカル・エデュケーター 兼 ハワイ大学 医学部 臨床学 准教授を務めるGautam Deshpande先生は、「UpToDateには極めて多岐にわたるコンテンツが網羅されています。私は過去数年間にわたり、勤務先の医療機関だけでなく日本全国の病院において、臨床・医療教育会議でのファシリテーターを務めてきましたが、そのすべてとはいかないまでも大半の会議で、UpToDateはなくてはならない存在でした」と語りました。

さらにデシュパンデ先生は、「医師や研修医が複数の関連施設を行き来する機会が増えるなか、UpToDate Anywhereがあれば多忙な医師も外出先から患者ケアやプレゼンテーションに役立つ重要情報に一段と容易にアクセスできるようになります」と、いつでもどこでもUpToDateにアクセスできることの価値についてコメントしました。

UpToDate Anywhereの特長
UpToDate Anywhereの国内提供開始に伴い、医師は院内や自宅などどこにいようとも、いつでもUpToDateアプリを利用できるようになります。対応OSはiOS、Android™、Windows 8の3つで、同アプリはスマートフォン対応医療用アプリケ―ションの専門レビュー・サイト『iMedicalApps』の「新型iPhone向け医療アプリ」調査で第1位にランクインしたほか、デジタルコンテンツ専門誌『EContent Magazine』による「ベスト出版関連アプリ」の1つに選ばれました。

UpToDate Anywhereはすでに日本の医療コミュニティで高い評価を獲得しており、聖路加国際病院に続いて、次にあげる医療機関で導入されます。これらの施設は、エビデンスに基づいた最新の臨床情報や推奨診断・治療法へのアクセスを高めるために、モバイル環境での医療リソースの活用を急ピッチで進めています。

  • 竹田綜合病院
  • 東京大学 医科学研究所 附属病院
  • 磐田市立総合病院
  • 独立行政法人国立病院機構 呉医療センター
  • 独立行政法人国立病院機構 西埼玉中央病院
  • 手稲渓仁会病院
  • 独立行政法人国立病院機構 下志津病院
  • 岩見沢市立総合病院

より高度なワークフローの統合を戦略的に推し進めている国内の病院や医療システムは、自分たちの電子カルテシステムにUpToDateを組み込むことで、わずか数クリックでUpToDateのコンテンツを検索できるようになります。別ウィンドウを開いたり、ログインし直したりする必要もありません。

国内の医療機関に勤務するUpToDate Anywhereのユーザーの利便性を高める特長の1つが、多言語に対応し、カスタマイズ可能な検索・ナビゲーションツールです。同ツールの搭載で医師は日本語を含む複数の言語で臨床上の質問を投げかけることができます。またUpToDateの検索には、次にくる日本語の言葉やフレーズを自動予測する直感的なオートコンプリート機能も搭載されており、検索スピードの向上に役立っています。

国内の医師が抱く臨床上の疑問に回答を提供
UpToDateは国内の医師が抱く臨床上の疑問に、エビデンスに基づいた回答を提供する信頼性の高い情報源として広く活用されています。2014年に国内の医師がUpToDateで閲覧したトピック数は200万を超えました。2014年度のUpToDate購読者調査によると、定期的にUpToDateにアクセスしていると回答した国内ユーザーは4分の3近くにのぼり、97%の国内ユーザーがUpToDateに「満足している」「とても満足している」と回答しました。また現在、700を超える国内の主要医療機関がUpToDateの誇る質の高い医療情報を利用しています。このなかには、東京大学や慶応義塾大学、長崎大学など次世代の医療人教育に取り組んでいる大学医学部も数多く含まれています。

2014年に国内医師のアクセス数が高かったトピックの上位10位は次の通りです。

  • 非HIV感染患者におけるニューモシスチス肺炎の治療および予防
  • ステロイドの全身投与の主な副作用
  • 蜂窩識炎および丹毒
  • IgG4関連疾患の概要
  • アナフィラキシー:迅速な認識および治療
  • 最新の診療アップデート
  • リウマチ性多発筋痛の臨床症状および診断
  • 横紋筋融解症の原因
  • 血球貪食リンパ組織球の臨床的特徴および診断
  • 急性脳卒中の初期評価およびマネージメント

国立がんセンター中央病院 血液腫瘍科 科長で、UpToDateの執筆・編集チームメンバーも務める飛内賢正先生は、「上位にランクインしたトピックを見ると、UpToDateを採用している国内医師の専門分野の多様性が分かります。6位に『最新の診療アップデート』が入っていますが、このことはこれまでの診療方法を変える可能性がある新しい推奨治療法や最新情報を取り入れるにあたり、日本の医師がいかにUpToDateを頼りにしているかという信頼感を表すものです」と述べています。

ウォルターズ・クルワー・ヘルス臨床ソリューション部門ヴァイス・プレジデント / ジェネラル・マネージャーを務めるDenise Basow博士は、「国内でのUpToDateの採用が拡大するなかで、今回UpToDate Anywhereの国内提供を開始しましたが、これは医師が診療の現場(ポイントオブケア)で、たえず信頼できる推奨診断・治療法に素早くアクセスできるようにするための重要な一歩です」と述べています。

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